住宅基本情報
建設地 | 山梨県中央市 |
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敷地面積 | 330坪 |
床面積 | 257m2(78坪) |
構造 | 木造在来工法2階建 |
用途 | 専用住宅 |
仕様 | 長期優良住宅 耐震等級2 |
断熱材 | MOCOフォーム 壁120mm 屋根180mm |
お客様からのご要望
息子夫婦と同居を機に、築年数80年の古い家を取り壊しての建て替えを計画したのが始まりです。父母も健在で、トマト農家を営んでいます。二世帯住宅の平面計画を考えた時、どこを共有にして何をそれぞれ独立させて建てるのか、それぞれの意見や考え方があるので、父母と私たち夫婦でじっくり考えました。当初4人では、「こうしたい、あーしたい」事が沢山ありましたが、沢山希望するものがこの敷地にそれぞれの世帯がうまく納まるかどうか心配でした。
ワンポイント解説
こちらは建て替え計画です。元々築年数80数年を超える家に住んでいました。息子さん夫婦の同居を機に二世帯住宅の計画が持ち上がりました。基本計画時には、ご両親と息子さん夫婦それぞれ4人が、方眼紙に書いた4枚の異なった希望する計画図面を元に(参考に)当社でまとめさせて頂きました。(4人が異なるので大変でしたW)二世帯住宅を計画する時、生活動線はもちろん、何を供用して何を独立させるかがポイントとなりますが、この家は玄関から別で完全独立した平面計画としました。屋根は和型三洲瓦葺き、外壁はジョリパット仕上げとし、古い家にあった欅の大黒柱をリメイクして玄関へ設えました。よく手入れされた自慢の庭木にマッチした、和風旅館を思わせる外観となったと思います。
お客様の声
家の平面計画を考えていた当初、父母と私たち夫婦の4人の異なる(それぞれ)平面を伊東工務店さんに渡して考えて頂きました。伊東さんからは「恨みっこなしですよ」(皆さん違うので)と言われたのを思い出します。暫くしてから出来上がった平面基本計画は、私たちの要望を合理的にまとめてあり、二世帯住宅の計画や動線の考え方もほぼ満足できるものでした。新築した我が家には、取り壊した家の大黒柱や梁や桁など、家の内外10箇所にリメイクして再利用しましたので、これまでの「思い出」も次の世代へ残す事が出来ました。住み始めてからは、両親とも同じ屋根の下で暮らすことも出来、互いに安心出来たのではないかと思います。大変良い二世帯住宅が完成しました。
工事を終えて担当者から
この地域は中央市南部で、近隣にはトマト栽培を行っている農家も多くあり、閑静な住宅街でもあります。元々地盤も軟弱な地域で、この時は5mの鋼管杭を施工しました。二世帯住宅の性格上、玄関からそれぞれを独立させて作った家は、それぞれの暮らしにプライバシーを確保しつつ、両親と暮らす安心感と共に新しい暮らしが始まりました。